痔はなぜ起こる?
痔は、どのようにして起こるんでしょう?
お尻には、たくさんの血管が通っています。
特に肛門は、血管の折り返し点でもある毛細血管が大量に、網目のように張り巡らされている場所です。
専門用語では、その毛細血管の集まりを、静脈叢(じょうみゃくそう)といいます。
痔は、この静脈叢の周辺で起こります。
肛門の血管は、人の血管の中でも、圧の高い場所の一つです。
それは、肛門が心臓よりも下にあるからです。
地球には引力がありますから、当然血も下に引っ張られます。
肛門から心臓に帰る時は、その重力に逆らわなければならないので、それだけ高い圧をかけなければならないわけです。
圧が高いという事は、それだけ勢いよく血が流れているということです。
そこが圧迫されたり、余計な力がかかると、どうなるでしょう。
例えば、水の出ているホースを踏んづけた状態を、想像してみてください。
踏んだ場所の手前は、パンパンになりますよね。
血管も同じです。
圧迫されたり、余計な力がかかる事で、血の流れが悪くなったり、滞ってしまうことがあります。
これがいわゆる、"うっ血"と言う状態です。
この"うっ血"が、肛門やその近くで起きている状態を、いわゆる"痔"というんです。
専門学的には"痔核"といいます。
"うっ血"部分が傷ついたり、破れたりする事で、血が出たり、痛んだりする――。
それが"痔"なんですね。
